剛性の高いコンクリート充填柱「CFT構造」
タワー棟の架構には、コンクリート充填鋼管柱(CTF柱・1~31階)と鉄筋コンクリート梁(SC梁)で構成した鉄骨コンクリート造を採用。
コンクリート充填鋼管構造・CFT(Concrete Filled Steel Tube)は、円形または角型の鋼管にコンクリートを流し込んで柱にする構造で、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄骨造(S造)に続く第四の構造と呼ばれています。
大きな荷重を受けた時には、鋼管が樽のタガのようにがっしりと拘束して崩壊を防ぎ(コンファインド効果)、コンクリートが鋼管の座屈を抑制します(座屈抑制効果)。そのため、断面は小さくても強靭で、空間をより広く高く利用でき、自由で伸びやかな空間を実現します。
さらに、コンクリートには高い吸熱能力があり、火災時には鋼管の温度上昇を抑える働きをしてくれるので、耐火被覆の半減や無耐火被覆も可能です。
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